花の貧旅。

予算ひとり1万円~0円!!お金はかけずに学習旅行!現役社会科の先生が紹介する自然・文化・歴史を学べる楽しいジリ貧旅。

福岡市博多区【後編】拝観料無料~50円!?③巨大大仏様にご挨拶!旅のシメは元祖長浜屋SP

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TOUCHOUJI/撮影・ハナマル

こんにちは。ハナマルです。

 

前回は番外編ということでマリエラのディナーを特集しました。人生最高の体験だったので是非皆さんも体験していただきたいです。

 

www.hana-ei.info

 

というわけで博多の旅もとうとう二日目です!【ホテルビスタ福岡】さんに宿泊し、チェックアウト時間の10時にホテルを出発、そこから旅は再スタートします。

 

ここで事件発生!!

駐車場代が24時間1100円のパーキングに停めたつもりだったのですが、清算してみると2200円に!!倍額だと!!??

 

なんとこのパーキング、≪駐車後24時間1100円≫ではなく、≪00:00まで24時間1100円≫だったのです。つまり00:01になった時点でまた1100円追加されちまったわけです。ちくしょう!!ジャックバウアーだ!!

 

 

さてまぁこんなことも旅にはつきもの。(と言いながら自分を慰め)

二日目も拝観料無料の神社仏閣、高くても50円の場所のみ紹介していきます。

しかもこの50円のお寺、めちゃくちゃ見ごたえあります。何度も言いますが京都超えてるぜ。駐車場にはしてやられたけど。

 

【目次】

 

 

東長寺(仏殿見学:無料/大仏見学:50円・駐車場無料有)

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入り口/撮影・ハナマル

やってきました東長寺博多駅の博多口から出まして、徒歩で10分とかからないでしょう。大博通りを歩いていると右側にどどーんと大きなお寺が現れます。こちらが東長寺。806年に唐での修行を終えた空海弘法大師)が密教東漸を目的として、降り立った博多に建てた密教最初のお寺です。だから密教のお寺の中では日本最古のものです。

他にも東長寺の境内には日本一のものがあります。こうご期待。

 

◆拝殿

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門をくぐって左に行くと、このような大きな仏殿が現れます。中には木造の千手観音像があります。ここもなかなかフォトジェニック。ちなみにこちらの東長寺、永禄・天正の時代に戦火で一度焼け落ち廃墟となっています。のちに福岡藩2代目藩主・黒田忠之がこの寺を再興し、親子三代にわたりこの寺を大事に守ってきました。

 

◆六角堂

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六角堂/撮影・ハナマル

さて大仏殿の目の前にあるこちらの六角堂。建造されたのは江戸時代と比較的新しいものですが、その6枚ある扉のひとつひとつには、聖福寺の仙厓和尚など著名人の自筆の書画がしたためられています。目が悪くて管理人ハナマル気づかなかったぁ。かなり目立つ建物ですので、こちらも要チェック。

 

◆福岡大仏(大人:50円)

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この建物から見られます/撮影・ハナマル

正門から見て正面にあるこちらの建物の二階に上がっていくと、このお寺でいちばん見ておきたいものが鎮座しております。その名は福岡大仏、なんと日本で一番大きな木造大仏です。階段を上がっていく段階から期待度MAX。

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大仏様は目の前/撮影・ハナマル

※大仏そのものは撮影禁止の張り紙がありましたので撮影はしていません。

大仏殿に入るなりほんとうに息を呑むほど存在感のある大仏が目に入りました。圧倒されました。しばらく言葉が出てこないほど呆然と眺め、主人と二人で「すごいね」と絞り出すのがやっとでした。ほんとうにそれほど美しかったです。高さ10.8m、重さ30tある福岡大仏は、平成4年に建てられたためまだまだ新しいものですが、これから年々重厚感が増していくことでしょう。絶対おすすめ。

 

聖福寺(拝観料無料・駐車場無料有)

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東長寺から徒歩5分ほどで到着するお寺です。境内は国の史跡に指定されています。境内に無料駐車場(かなり広いです)があり、アクセスも悪くない。松の木が苔むした庭にたくさんあり、見ごたえも抜群。なんといっても歴史のあるお寺ですから、お時間が許すならぜひとも細かく見て回っていただきたいです。

以下公式HPより抜粋。(http://shofukuji.or.jp/wp/)公式HP

聖福寺建久けんきゅう6年(1195年)に鎌倉幕府初代将軍源頼朝みなもとよりとも公よりこの地を賜り、栄西禅師ようさいぜんじ開山かいさんとして創建された日本最初の禅寺ぜんてらです。

禅寺といえば、無機質な空間の中に自然を生かす日本の造形美。そんなものが大都会福岡にあるなんて驚きです。広いので心してかかりましょう。(言うほどないですご安心を)

 

 ◆総門(筋塀)

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総門

境内でもひときわ目立つ総門。ここから禅の世界に入っていきます。この門は黒田長政ゆかりのもので、黒田長政福岡城建築の折、名島城(福岡市東区)に当時すでにあった城壁を移築したものであると言われています。こちらの城壁にも、お寺の地位の高さを表す5本筋がありました。ちなみに、この門を出てすぐは普通に車道になっていますので写真を撮るときには注意してください。管理人危うく引かれかけたの。

このほかにも要人や天皇家の人しか使えない勅使門がありますが、そちらも非常に見ものです。写真撮り忘れたけど。

 

◆仏殿

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門より奥に入っていくと、無染池と山門があり、その奥に仏殿が現れます。それぞれホントにスケールが壮大。やはり日本で初めに建てられた禅寺なだけに気合が入っているのかな、としみじみ思いました。仏殿の中を覗いてみると、乾漆造りの三世仏が目に入ります。雲龍図もあったらしいのだが、何分日差しがまぶしかったため天井まで見ることができず。悔やまれるところです。

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無染池/撮影・ハナマル

 

◆本殿へ

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青空がまぶしい/撮影・ハナマル

 

さて、ここから本殿の方へ歩いていきます。えっ!?さっきの仏殿が本殿じゃないの!?と思われそうですが、そうじゃないんだな。私も騙されたが。まだまだ奥があります。松のたくさんある庭を通れば、本殿への期待が高まります。

 

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 この道の先に本殿があります。本当は檀家さん以外はいることができないのですが、管理人ハナマルは注意書きに気が付かずうっかり入っちゃった。一通り写真を撮って出てきて、後から「あっ!!」と気が付きました。ごめんなさい。というわけで写真は撮りましたが掲載はしません。しかし、檀家さんしか入れない本殿の方には小さいながらも立派で美しい石庭がありました。この旅で石庭フェチになりそうだ。

 

 

③「元祖長浜屋」(ラーメン550円~・駐車場隣50円/15min)

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元祖長浜屋/撮影・ハナマル

はい!聖福寺から車で15分ほど走りますと到着します!「元祖長浜屋」さん!正真正銘長浜ラーメン発祥のお店です。超あっさり!!

福岡のラーメンはどこもとんこつラーメンばかりですが、博多のラーメンはほかの地域と比較しても特にあっさりしています。スープも麺もたっぷり注がれていて食べ応え抜群。薄切りのチャーシューもトロトロ。先日行った「はかたや」さん(290円のラーメン屋さん)もかなりあっさりでしたが、くらべものにならないくらいあっさり。

 

ちなみにどちらもカウンターのみ・カウンター椅子のお店なので小さなお子様には不向きです。大人の楽しみにしておきましょう。

④西公園(駐車場無料)

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長浜から車で7分、ラーメン食べたばかりで行くと後悔する公園「西公園」です。なぜ後悔するかというと、全国三位のホットドック屋さんがあるから。今になって、朝に行けばよかった~と後悔しています。だいたい500円前後で絶品ハンバーガーが食べられます。ホットドックというより、ハンバーグがはさんであるのでハンバーガーかも。駐車場は10台未満と狭いですが、チャレンジするならお昼前の午前中がおすすめです。

 ⑤光雲神社(拝観料・駐車場無料)

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難読神社/撮影・ハナマル

西公園のすぐそばにある神社。さて問題です。この「光雲神社」はなんと読むでしょう。正解は「てるも」神社です。何回聞いても覚えられず、管理人の中ではキラキラネーム神社として片付けられていますが、こちらは福岡藩黒田如水(官兵衛)・黒田長政が祭られている由緒正しき神社です。キラキラネームなんて言ってごめんなさい。

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黒田長政の兜/撮影・ハナマル

入ってすぐに、右手にあるお手水。黒田長政の兜を見ることができます。

ところで、黒田如水というと多くの人のイメージは大河ドラマで主演を務めていた岡田准一さんではないかと思いますが、管理人ハナマルのイメージでは映画『清須会議』で官兵衛役をしていた寺島進さんです。(どうでもいい)

 

母里太兵衛の像

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母里太兵衛の像/撮影・ハナマル

『黒田節』という歌のモデルになったといわれる、黒田家の家臣の一人「母里太兵衛」の像がありました。母里太兵衛さん、ドラマを見た方ならご存じだと思うのですが、福島正則をして酒豪と唸らせ、巨大な槍「日本号」の持ち主となった武将です。

 

◆黒田節

福岡県民謡『黒田節』ってこんな歌↓↓↓


黒田節 (くろだぶし)「福岡県民謡」

 

◆境内

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軍師にご挨拶/撮影・ハナマル

 ざっと境内はこんな感じ。ここは非常に不思議で、お賽銭を入れると何かの音がどこからか聞こえてきました。どうやら鶴の声だったようです。福岡市の舞鶴という地名にちなんでいるようです。

 

◆まとめ

ここまでで今回の度は終了しました!お疲れ様です!

最終的に今回かかった費用をおさらいします。

 

●はかたや(ラーメン):290円×2

●ホテルビスタ福岡さん:2000円

●マリエラさん:12500円

●駐車場代:2200円泣

●元祖長浜屋さん:550円×2

東長寺:50円×2

▲TOTAL 18480円

 

はい!今回同じ福岡県内での旅行だったため交通費は含めていませんが、トータルで2万円越さなかったぜ!これは完全勝利と言えるでしょう。

というわけで!全四回に分けてリポートしました福岡市の旅SPも以上です!!

ぜひ皆様GoToの期間にお越しくださいませ。コロナには十分お気をつけください!